2022年9月8日
リスキリング(学び直し)、女性の認知率は38%も実施率は78%=Waris調べ=
Warisは7日、全国の女性443人を対象に「リスキリング(学び直し)」をテーマにアンケート調査を実施し、その結果をまとめた「女性のリスキリング白書2022~就業形態別のリスキリングに関する調査レポート~」を発表した。
それによると、女性の「リスキリング」という言葉の認知率は38%で、正社員、経営者・役員に比べて非正規、離職中の人の認知率が低い傾向にあった。
その一方で、78%がすでにリスキリング(学び直し、および自己啓発の学習)を実施していた。個人+職場の実施率みると、就業形態別に大きな差はないが、フリーランスがやや高い傾向にあった。
認知率より実施率が高いのは、「リスキングという言葉は知らなかったが、すでにそれに自分が取り組んでいることが分かった」と推測される。
「リスキリングを行っている理由」を聞いたところ、「仕事の領域を広げたい」68%がトップで、就業形態による大きな差異は見られなかった。以下、「必要とされるスキルの変化に対応していきたいから」54%、「より高度な仕事がしたいから」54%などが続いた。
「リスキリングを行っている分野」を尋ねたところ、「デジタル系(IT、WEB、プログラミングなど)」41%がトップで、就業形態による大きな差異は見られなかった。以下、「語学系」30%、「マーケティング系」29%などが続いた。
一方、「リスキリングを行っていない理由」を聞いたところ、「時間が足りないから」が半分以上(51%)でトップ。以下、「何を勉強したらいいか分からない」45%、「どのように勉強したらよいか分からない」35%なども多かった。
リスキリングにかけている時間は10時間/月未満で、投資金額は1万円未満が半数以上。学んでいる方法は「書籍」、「オンライン講座」、「ネット上の無料コンテンツ(記事・動画)」が上位にランクイン。リスキリングを行っている人の86%が「効果的」だと感じていた。
また、就業形態別の傾向をみると、正社員はリスキリングへの認知率は高く、かけている時間は短かった。非正規社員は認知率は低く、かけている費用も少なく、効果への実感も低かった。
離職者は認知率は低く、かけている時間は長く、効果への実感は低い。フリーランスは実施率は高く、かけている時間は長かった。また経営者・役員は認知率は高く、かけている費用も高かった。
この調査は、全国の女性を対象に、7月8日~25日にかけて、「WEBアンケートフォームによる回答」という形で実施した。有効回答数は443人。
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