2025年3月18日
「保育園の洗礼」で子どもが体調不良になり仕事を休んだ経験のある母親が9割超=げんきな免疫プロジェクト調べ=
キリンホールディングスは、免疫のケアを啓発する官民連携活動「げんきな免疫プロジェクト」の一環として「親子が直面する『保育園の洗礼』実態調査」を実施し、17日にその結果を公表した。

調査は、この春幼稚園や保育園に子どもを通わせる予定の保護者と、すでに通園させている保護者を対象に行われ、免疫の獲得が遅れていると言われる「菌離れ世代」の乳幼児が、この春直面する「保育園の洗礼」の実態を明らかにし、また新生活が始まる家族にとって子どもの感染症を未然に防ぐことが重要であることを明らかにする目的で行われた。
それによると、「保育園の洗礼」という言葉の認知率は約6割と半数を超えた。「保育園の洗礼」による感染症を理由に早退や欠席をした経験のある園児は7割以上、また、子どもの体調不良により仕事を休む・遅刻・早退した経験のある母親は9割以上に上ることが明らかとなった。さらに、子どもの感染症が原因で家族に感染が広がる家庭内感染を経験した父親・母親は約9割に達した。また、入園後に子どもの体調不良による園からの呼び出しが多かった月を選んでもらった結果、4~6月の新年度が始まってからの3カ月間が呼び出しが多かったと実感しており、感染症最盛期の冬と同じくらい子どもにとって感染症リスクの高いことが分かった。
「今の子どもは病気にかかりやすいか」との質問に対しては、約6割の人が「かかりやすくなった」と回答した。その理由として、「外で遊ぶことが減って運動不足となっている」「加工食品やジャンクフードを食べることが増え、栄養バランスが崩れがち」などの声が寄せられた。特に「外遊びの機会減少」については、約8割の保護者が自分たちの子ども時代と比較して外遊びが減ったと回答している。
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