2025年7月17日
27年卒採用と連携可能なインターンシップ「実施する+検討」が半数に迫る =学情調べ=
学情は15日、企業・団体の人事担当者を対象に実施した、2027年卒採用でのインターンシップ等についてのアンケート調査の結果を発表した。

それによると、2027年卒採用で、1Dayなどのオープン・カンパニーを「実施する」と回答した企業が56.7%に上った。「実施を検討している」は25.0%で、8割を超す企業がオープン・カンパニーの実施に積極的なことが分かった。「早期に学生と接点を持ち、母集団形成を図るためには必須」「ミスマッチを防ぐ最善策」「インターンシップ実施は人的リソースが厳しくオープン・カンパニーが現実的な選択肢」などの声が寄せられた。

2027年卒採用で「5日間以上」など採用と連携可能なインターンシップを実施するかを尋ねたところ、「実施する」が18.9%、「実施を検討している」が27.8%で、実施に前向きな企業が計46.7%と半数に迫った。

2027年卒採用で、就活ルール上、採用と連携できるインターンシップに限らず、オープン・カンパニーも含め、採用選考との連携を予定しているかについては、「インターンシップ等の中で選考を行っている」が7.3%、「3年生の3月を待たすに早期選考を実施」が43.1%で、インターンシップ等からの早期選考を行う企業が計50.4%と過半数を占めた。「参加者は通常選考で優遇」は20.4%で、合わせると7割の企業が採用選考に結び付けていることが分かった。

2027年卒採用でインターンシップやオープン・カンパニーを実施する企業に最初の開催時期(予定を含む)を尋ねたところ、「2025年8月」が最多で30.0%、次いで「同6月」20.6%、「同月」17.2%が続き、この3カ月で計67.8%を占めた。夏の3カ月に集中しており、同9月以降は一桁に急落する。同5月以前の開催も計14.5%あった。
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