2016年4月5日
桜丘中の春期講習で人工知能「Qubena」使い全員成績アップ
人工知能型タブレット教材「Qubena(キュビナ)」を提供するCOMPASSは4日、桜丘中学校の2016年度春期講習において数学の学習指導にQubenaを導入し、講習に参加した生徒全員の成績が向上したと発表した。中学校に人工知能型の教材を導入するのは、日本で初めての取り組みだという。
今回、桜丘中学校の春期講習において、中学1年生(新中学2年生)の生徒8人を対象に、Qubenaを活用した学習指導を実施。指導を担当したのは数学を専門としていない教員。Qubenaによる春期講習を受講した結果、参加した生徒全員の成績が向上した。
春期講習実施概要
期間:2016年3月24、25、26、28、29日(授業時間は1日60分)
参加生徒:2016年4月に新中学2年生になる生徒8人
内容:中学1年生数学の学習内容の復習
成績の測定方法:講習開始前と、講習最終日に実施した確認テストにおいて、受講した生徒全員の点数が向上。
平均で10点、最も成績が上がった生徒では28点の上昇が見られた。
指導を担当した品田 健副校長は、「日頃よりも生徒たちが高い集中力で取り組み、学習に対して自発的になっていったように思う。また、人工知能が解答スピードや正答率を分析して生徒の集中度などを管理する『Qubenaマネージャー』が、学習への意欲につながっている生徒もいた。数学の教員でなくても学習指導が成り立つのもQubenaの大きな特徴だと感じた」と、コメントしている。
Qubenaは、各生徒がタブレットに入力するあらゆる情報(解答、解答プロセス、スピード、理解度など)を収集、蓄積、解析し、指導内容を個人に最適化させる人工知能型教材。「生徒が理解していない概念は何か?」「何が得意で何が不得意なのか?」を解析し、一人ひとりの理解度向上のために最適な問題を出し続けるシステムで、これまでにない効率的な学習を支援する。
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