2018年6月29日
東京工科大、クラウドサービス「paiza.IO」利用しプログラミング演習を開始
東京工科大学工学部は27日、プログラミング学習や就職サービス「paiza(パイザ)」を手がけるギノと連携し、学外学修や就活にも活用可能なクラウドサービスによるプログラミング演習を開始したと発表した。
この取り組みは、工学部電気電子工学科(約100名)の2年次前期の必修科目「プログラミング基礎」(担当教員:天野直紀准教授)において今年度から導入したもので、オンライン学修のみならず成果を就活にも活用できるプログラミング実習の試みは、国内の大学では極めて珍しい事例だという。
IoTの急速な普及などを背景に、電気電子工学をはじめ幅広い工学分野でプログラミングスキルの重要性が高まっている。同演習では、ギノのクラウド型プログラミング環境「paiza.IO」を利用することで、従来のPC内に設定する方法に比べ初心者でも容易に学習環境を構築できるほか、これに連動したeラーニング教材「paizaラーニング」を活用し、自宅での予習・復習など授業時間外での学修サポートも行っている。
また、ギノの学生向け就活支援サービス「paiza新卒」と連動することで、学修の成果としてプログラミングコードなどをそのまま就職活動に活用でき、学生のモチベーション向上も期待される。
2018年6月時点において、従来方式に比べ一定の学習効果の向上(到達度確認テストで1~2割程度の成績向上)が確認されており、今年度前期の成果をまとめ、2018年11月に開催される「日本eラーニング学会」での発表を予定しているほか、学内他学部との共有なども検討していくという。
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