2013年11月7日
ヤフー/3Dデータを無料配布 「さわれる検索」プロジェクトの展開発表
ヤフーは1日、9月から実施してきた「さわれる検索」プロジェクトの活動報告と今後の展開を発表した。
「さわれる検索」は、3Dデータベースと3Dプリンターを融合させたマシンに、さわりたいものを呼びかけると、音声検索で3Dデータを見つけだし、立体物を生成するというもの。
プロジェクトは、9月20日から10月31日まで筑波大学附属視覚特別支援学校(盲学校)で実施した。生徒たちが90個以上の立体物を生成。また、世界中から投稿・蓄積された3Dデータは約240個にのぼった。
11日に、プロジェクトサイト内でサマリーページを公開する。
今後の展開として、蓄積された3Dデータや、アプリケーションをオープン化することを決定。
3Dデータは、世界最大級の3Dデータ共有コミュニティサイト「Thingiverse」にアップロードし、無料でダウンロードを可能にする。
アプリケーション(音声入力から3D出力までの自動化)は、ソースコード共有コミュニティサイト「GitHub」でオープンソース化する。
また、マシンは、筑波大学に寄贈し、年度内は塙保己一(はなわほきいち)学園、横浜市立盲特別支援学校の2校へ貸し出しを行う予定。
今回「さわれる検索」マシンに使用した3Dプリンター「Replicator2」のメーカー・MakerBot社は、このプロジェクトに賛同。「さわれる検索」アプリケーションのオープンソース化を記念して、「Replicator2」を日本の盲学校に寄贈する予定だという。
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