- トップ
- 企業・教材・サービス
- ITベンチャーが農場教育サービス「小学校ファーム」を開始
2017年11月21日
ITベンチャーが農場教育サービス「小学校ファーム」を開始
ITベンチャーのFARMFESは20日、山梨県北杜市の井上農場内に東京・目黒区立小学校の「小学校ファーム」を7月に設立し、10月から目黒区立小学校の専用WEBサービス「小学校ファーム通信」の提供を開始したと発表した。
「小学校ファーム」は、近隣に広い農地がない東京都内の小学校が、FARMFESを利用して、郊外の農園に学校の名前をつけて、擬似的に農地が所有できるサービス。
学校ごとにFARMFESが特設ウェブページを提供。児童は、特設ページを通じて、農作物が育つ様子を観察したり、コメント機能から、農場を管理する農家とコミュニケーションをとることができる。
また、リアルな体験の場として、農場に行くこともできる。農場では毎月1回、農場解放日を設定。児童が保護者と一緒に、実際に現地に行って農産物の世話をしたり、育つ様子を観察することもできる。
これまでの単に収穫をしたり、種まきをするだけの農業体験学習とは異なり、児童が自ら種まきをした野菜の成長記録を毎月ウェブ上で確認できることで、種まきから収穫までのストーリーを継続して体験できる。ウェブ上では、農家から「食」に関連する動画などのコンテンツ配信も行っており、農作物や農業に興味がもてるように工夫が施されている。
今期の「小学校ファーム」では、今年7月に児童たちが植え付けをした有機栽培の人参が11月に収穫を迎えるにあたって、同時期に井上農場内で収穫される有機栽培のじゃがいも、玉ねぎとともに「八ヶ岳カレー」として給食で提供。その日は、児童だけではなく、農場を管理してくれた農家も一緒に給食を食べることで、収穫までのストーリーをより身近に感じることができるという。
今年、北杜市農家と目黒区の区立小学校でサービスを開始したが、2018年以降、全国に拡大する方針で、2018年度は10〜20校の導入を目指すという。
関連URL
最新ニュース
- 日光市、奥日光や世界遺産「日光の社寺」などの教育旅行向けメタバース空間を公開(2024年3月19日)
- 母子モ、母子手帳アプリ「母子モ」が高知県高知市で提供を開始(2024年3月19日)
- 日本漢字能力検定協会、全国の高校の5割以上が漢検を入試で評価(2024年3月19日)
- 「スキルアップの方法に関する実態調査」の結果を発表 =スキルアップ研究所調べ=(2024年3月19日)
- 小学6年生の1分間の入力文字数(中央値)83文字に =教育ネット調べ=(2024年3月19日)
- JAPET&CEC、「NEXT GIGA時代の教育データ活用」オンデマンド配信(2024年3月19日)
- 朝日小学生新聞×ドズル、全国の小学校5000校にインターネットマナーを学ぶ教材を無償配布(2024年3月19日)
- palan、AR作成ワークショップをN高・S高の体験学習プログラムで実施(2024年3月19日)
- 栗田工業、昭島市立多摩辺中学校で微生物燃料電池について学ぶ出前授業を実施(2024年3月19日)
- 小林製薬、兵庫・宍粟市の小学校で「正しいトイレ掃除⽅法」などの出前授業(2024年3月19日)