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2017年3月30日
日本ユニシスとDNP、学校向けの経営支援システムなど2種を発売
日本ユニシスと大日本印刷(DNP)は29日、学校運営の改善と生徒指導の質の向上を実現する2つの学校情報システムを共同開発したと発表した。
両社が今回開発した、教育委員会・学校向けの経営支援システム「wacati(ワカチ)」と、学校・保護者間のコミュニケーション支援システム「連絡Plus」は4月から販売する。
両社は約2年におよぶ有識者との共同研究を経て、文科省の「スマートスクール構想」を踏まえた新システムを開発。校務支援システムの販売で大きなシェアを持つスズキ教育ソフトを通じて販売するという。
学校経営支援システム「wacati」は、児童生徒の出欠席をはじめとする生活データや、成績などの学習データが一元管理できる。出欠や感染症、不登校の状況、成績に関する傾向や経年変化などについて、グラフやアラート付の画面で表示する。
また、学校の集計・報告業務などに使用する情報を自動的に集約することで、学校の業務負荷が軽減され、ステークホルダー(教育委員会・保護者など)への情報共有も容易になるという。
コミュニケーション支援システム「連絡Plus」は、Webシステムを利用する学校側と、スマートフォンなどを利用する保護者側とのコミュニケーションを支援。
学校は、緊急一斉連絡などの用途のほか、学校や児童生徒の状況、各種お知らせ、アンケート依頼などを配信できる。保護者は、子どもの欠席連絡に利用するなど、学校と保護者のスムーズな双方向の連絡が可能になる。
日本ユニシスとDNPは、「wacati」と「連絡Plus」を今後5年間で約3000の小学校・中学校に提供することを目指しているという。
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