2018年7月24日
広島市大と東芝DME、次世代のボディエリアネットワーク共同開発
広島市立大学は23日、ウェアラブルデバイスなど複数のIoTセンサノードで計測したデータを無線経由でハブに集約する、次世代のボディエリアネットワーク「SmartBAN」の実用化に向けた技術を、東芝デベロップメントエンジニアリング(東芝DME)と共同開発し、その詳細をIEEE国際会議(EMBC)2018で発表したことを明らかにした。
同大大学院情報科学研究科 医用情報通信研究室は、かねてから、ウェアラブルデバイスなど複数のIoTセンサノードで計測したデータを無線経由でハブに集約する次世代のボディエリアネットワーク「SmartBAN」(スマートバン)の実用化に向けた技術を、東芝DMEと共同で開発していたが、今月17日からハワイ・ホノルルで開催の「IEEE国際会議40th International Engineering in Medicine and Biology Conference(EMBC)2018」で、同技術の詳細を発表した。
今回の発表内容は、「脈波伝搬速度(PWTT)による血圧の変動推定を例に、SmartBANの時間同期をとりながらデータを取得する機能の評価」に関するもの。
この技術は、欧州電気通信標準化機構で2015年4月に規格化された「SmartBAN」仕様を基に開発したもので、主に医療・ヘルスケアIoTにおけるシームレスなデータ収集技術として、複数のウェアラブルデバイスから取得される生体情報の時間同期をとるなど有機的な処理を可能にする。
「SmartBAN」を活用することで、体調・様態・動作など人体の様々な情報を「可視化」できるほか、適用自由度が広範なことから、様々な領域での活用が期待される。
具体的には、「医療・介護」では、日常・災害時体調モニタリングなどのための「電子トリアージタグ」、患者・住民の血圧変動などの監視、リハビリ時の適正な運動負荷や体調監視、在宅・介護施設での体調管理などがある。
また、「ヘルスケア・ウエルネス・見守り」では、屋外作業時や運転中の体調監視、スポーツ・フィットネスクラブなどでの運動中体調監視、高齢者などの徘徊監視など。
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