2018年8月21日
高知大、パロアルトネットワークスの次世代ファイアウォールを導入
パロアルトネットワークスは20日、高知大学がキャンパスネットワークの再整備でのセキュリティ向上と認証システム強化のため、同社の次世代ファイアウォール「PA-5220」を導入したと発表した。
高知大学のネットワーク基盤は、複数社のファイアウォールやプロキシサーバーが混在し、各セキュリティ製品の役割が把握できず、セキュリティの運用が属人化しているという課題を抱えていた。
新しいネットワーク基盤では、複雑化した基盤をシンプルな構成に再編成できることに加え、サイバー攻撃に対抗するための「セキュリティの強化」と「学内トラフィックの可視化」、さらにBCP強化にあたり活用を促進するマイクロソフト社のOffice 365などのクラウドサービスを含む「認証システムの強化」を実現できることが要件だった。
そこで、「セキュリティの強化」「学内トラフィックの可視化」「認証システムの強化」の3つの要件をシンプルな構成で実現できることが決め手となって、高知大学は「PA-5220」によるネットワーク基盤の刷新を決定した。
「PA-5220」はアプリケーション、ユーザー、コンテンツに基づくトラフィックの分類・可視化と、高度化を続けるサイバー攻撃に対抗するための様々なセキュリティ機能を提供する次世代ファイアウォールのハイエンドモデル。
高知大学は現在、別運用されていた医学部を除くネットワーク基盤を「PA-5220」で統合し、医学部も含む全校のネットワーク基盤の統一も2018年内に完了する予定。
「PA-5220」をIPパケットを転送をするコアL3スイッチとして構成することで、Office 365を中心としたクラウドサービスや学術認証基盤に対するシングルサインオン(SSO)を実装している。
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