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2018年11月27日

追手門学院大手前中・高、WRO2018ロボコン世界大会で中高W入賞

追手門学院大手前中・高等学校は、16日から開かれたロボットコンテストWROの世界大会で、同校のロボットサイエンス部の中学チーム、高校チームがともに5位入賞を果たしたことを明らかにした。

中高ダブル入賞(左:高校チーム 右:中学チーム)

中高ダブル入賞(左:高校チーム 右:中学チーム)

WRO (World Robot Olympiad) は、市販のロボットキットを利用してロボットを製作し、プログラムで自動制御する技術を競う国際的なコンテスト。60以上の国や地域で2万4000チームが参加し、各国の代表チームを集めて世界大会がタイのチェンマイで開催された。

今回の中学、高校チームが出場したのはオープンカテゴリーで、「FOOD MATTERS (食糧問題)」というテーマに関するロボットを製作発表する部門。

このうち中学チームが開発したのは、ARを活用した食事介助ロボット「もぐもぐ君」。食べ物を口に運ぶ手のパーツとARゴーグルで構成され、オリジナルアプリで制御する。ARゴーグルをかけてロボットを見ると、画面には「お母さん」が現れ、あたかも「お母さん」から食事の介助を受けているような体験をすることができる。

高校チームが開発したのは、牛乳パックの自動陳列ロボット。食品ロスを減らすことを目的に、男子生徒がアルゴリズムを考案した。コンビニのような限られた陳列棚にある牛乳の消費期限をその場で瞬時に確認し、18万通りの並び替えの中から最適解を見出し、古いものから前列に並び替える作業を3分以内に行う。

今回、日本からは17チームが出場し、同校の中学、高校チームがともに日本チーム最高位となる5位入賞を果たした。昨年の銅メダルに続く2年連続入賞となる。

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