2020年5月29日
麗澤中高、「言語技術教育」オンラインでも「論理トレーニング」で思いやりの心を育む
麗澤中学・高等学校は27日、コロナウイルスの影響で休校の対応等実施していたが、オンライン授業によって教育を止めない取組みを実施していると発表した。
17年前から学校指定授業として週1コマ(1単位)開講している「言語技術教育」(言語4技能の「聴く、読む、話す、書く」)においても、学年ごとにビデオツール等を使用してオンライン授業を実施し、論理的思考力を育てる独自のカリキュラムを実施。
言語技術教育は、それぞれ個々の力に加え、「論理的・批判的・分析的思考力」を身につけるための訓練。こうした力を体系的に身につけていくことで、コミュニケーション力と情報処理能力を高めていくという。
言語技術で実施する議論には正解はないので、生徒たちは自分の意見(主張)を支える根拠を本文から見つけ出し、自分の解釈を言葉にする。
ある授業では、生徒たちは課題図書を題材として話し合い、「家族とは何か」「個とは何か」といった隠されたテーマに迫ることができ、生徒に「多角的(複眼的)な視点」を与え、互いの違いを理解し、相手を尊重する心を育成。
これまで最大3200字の論文を書いてきた高校1年生は、「すべての教科が論証によって成り立っていること」「共通の文脈か背景が少ない相手とのコミュニケーションでは『隠れた前提』や『暗黙の仮定』である『論拠』を言葉にすることが大切であること」などを、教員が具体例を提示したり、演習を実施して学んだという。
教員と生徒、生徒と生徒の相互作用から新たな学びが生まれる言語技術教育。オンライン授業でも、授業を通じて新たな学びが生まれる喜びを、同校の生徒は改めて感じているという。
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