2021年12月8日
英語に自信がある都道府県TOP3は「東京都」「石川県」「沖縄県」=「Duolingo語学調査」調べ=
Duolingoは7日、同社の無料語学アプリ「Duolingo」の日本国内ユーザーと、都道府県在住の4700人を対象に実施した、「Duolingo語学調査」の結果をまとめ発表した。
各都道府県に住む20〜50代100人ずつ合計4700人を対象にした「都道府県在住者の英語力に関する調査」の結果によると、英語に自信があるかを聞いたところ、1位が「東京都」で14.5%、2位が「石川県」と「沖縄県」で13.5%という結果だった。
さらに、英語学習を行っているかとの質問に対して「はい」と回答したのは、1位が「東京都」で19.2%、2位が「熊本県」で18.3%、3位が「岡山県」と「千葉県」で16.3%という結果になり、東京都が両質問でTOPだった。
自身の英語力に自信があるかと質問したところ、91.3%が「自信がない」と回答。同時に、現在英語を勉強しているかとの質問に関しては、90.3%が「いいえ」と回答した。
自身の英語力のレベルがどれくらいかを、初心者(ほとんど知らない)、上級初心者(簡単な基礎は知っている)、中級者(基礎を超えても大丈夫)、上級中級者(流暢に近づいてきた気がする)、上級者(流暢)―の分類で聞いたところ、89.9%が「初心者・上級初心者」と回答。「上級者」と回答したのはわずか0.7%だった。
この調査は、各都道府県に住む20〜50代25人ずつ計4700人を対象に、11月12日~14日にかけて、Webアンケートという形で実施した。
一方、「Duolingo Language Report 2021」によると、「世界の人気言語ランキング」は、1位「英語」、2位「スペイン語」、3位「フランス語」、4位「ドイツ語」、5位「日本語」という結果だった。
日本語は世界で5番目、アジアでは1番人気のある言語だった。外国人が日本語を学びたい理由として「文化」と回答している人が多く、2021年に行われた世界的なスポーツ大会の開催から「日本文化」への関心がより一層高まったことが要因のようだ。
特にブラジル、メキシコ、中国、フランス、ドイツ、インドでは日本語が最も急成長している言語の1つになっている。
語学アプリ「Duolingo」を日本で利用しているユーザーに、学んでいる言語について聞いたところ、1位「英語」、2位「韓国語」、3位「中国語」、4位「日本語」、5位「フランス語」だった。
また、日本人が言語を学ぶ目的を聞いたところ、旅行などの「外向き」から、家族などの「内向き」に変化していることが分かる結果となった。
新型コロナの影響で外国とつながるきっかけが減ってしまったことなどから、2019年まで多かった「仕事」と「旅行」が共に10ポイント以上減少し、約14%と約10%に。
一方で、子どもに教えたり、学んでほしいということを意味する「家族」が約15%に増加する結果となった。
同レポートには、2020年10月1日~2021年9月30日の間に語学アプリ「Duolingo」で言語を学習した学習者の情報が含まれている。また、学習者のプライバシー保護の観点から、ランキングには、「Duolingo」の学習者数が5000人未満の国は含まれていない。
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