2024年4月9日
マイナビ、「マイナビ 2025年卒 大学生活動実態調査 (3月)」発表
マイナビは5日、2025年卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象に実施した「マイナビ 2025年卒 大学生活動実態調査(3月)」の結果を発表した。
それによると、2025年卒学生の3月時点での内々定率は47.4%(前年比17.4pt増)で、先月に引き続き、前年を大きく上回って推移している。また、内々定保有者のうち活動を継続する割合は59.0%だった。前年から11.1pt減少しているものの、6割近い学生が活動を継続する意向にあるようだ。
職種別コースへの応募について聞いたところ、「志望職種が決まっており、仕事内容も理解できたので応募しやすかった」が最多で45.5%だった。「志望職種が決まっているが、仕事内容の理解が難しく、応募しづらかった(6.9%)」と合わせると5割以上が「志望職種が決まっている」という回答になったが、そのほとんどが仕事内容を理解し、問題なく応募ができていたようだ。
一方、2番目に多かったのは「職種別コースに応募するつもりはない・関心がない」で17.6%となった。最多の項目とは大きく差があったものの、一定の割合で職種を限定せずに応募したいと考える学生がいることもうかがえる。
職種別コースについて、「志望職種が決まっており、仕事内容も理解できたので応募しやすかった」人の理由としては、「ミスマッチの心配がなく安心」や「面接時に、より明確に自分の今後のプランを表現しやすい」という声が見られた。仕事軸のマッチング精度が上がることで、より良い選択ができたと感じているようだ。
一方で、「職種別コースに応募するつもりはない・関心がない」人の理由としては、「自分の適性を理解しきれていないため、評価して頂いて決めていただいた方がいい」や、「様々な仕事を体験し転職時に向けてスキルを身に着けたい」という声があがった。自身の適性理解を不安視する声もあったが、ジョブローテーションなどを前提に積極的に様々な仕事を体験することを望む声も見られた。
「対話形式で生成系AIが質問に答えるサービス(「ChatGPT」等)」の利用経験を聞いたところ、就職活動以外も含めて、利用したことがある割合は前年から20.5pt増えて59.7%だった。また、就職活動において利用したことがある割合は前年から16.8pt増の35.2%となり、生成系AIの利用が一般的になるにつれ、就職活動時の利用も広がっていることがわかった。
生成系AIを利用したサービスも増えており、企業側は就職活動での生成系AI利用について「使い方に気を付けたうえで活用してほしい」という意見が4割を超える。情報の信憑性や剽窃(ひょうせつ)など利用において注意は必要だが、上手く利用することでスキルの一つになることも考えられる。
同調査は3月25日~31日に実施したもので、有効回答数は2963名(文系男子586名 文系女子1355名 理系男子441名 理系女子581名)。
関連URL
最新ニュース
- コドモン、島根県江津市の公立放課後児童クラブにICTサービス「CoDMON」導入(2024年5月17日)
- みん就、「みん就 2025年卒 IT業界新卒就職人気企業ランキング」を発表(2024年5月17日)
- 志望校選び、親子で温度差。子どもは「設置学部」保護者は「学費」=明光義塾調べ=(2024年5月17日)
- 最も苦手な体育の種目、小学生は「水泳」、中学生は「長距離走」=ニフティ調べ=(2024年5月17日)
- カホエンタープライズ、山口大学で「Tableau」用いたデータ活用DX化支援を実施(2024年5月17日)
- 埼玉工業大学、工学部5専攻を新設 全学的に専攻を強化(2024年5月17日)
- FIXER、鈴鹿工専で生成AI活用に特化した寄付講座を開講(2024年5月17日)
- 立命館大学、人工知能チャットボット「ChatGPT」と翻訳ツール「BloomTalk」導入(2024年5月17日)
- マナリンク、不登校のためのオンラインフリースクール「マナリンク小中等部」開校(2024年5月17日)
- レコチョク、幼児・小学生向けデジタル技術を活用した「音楽×教育」体験会を開催(2024年5月17日)