2016年12月26日
子どもが危険なWebサイトにアクセスしようとした回数で日本8位
Kaspersky Labは22日、世界中で利用されカスペルスキーの各種セキュリティソリューションに搭載されている「保護者による管理」機能の統計データから、子供や青少年など対象となるユーザの危険なWebサイトへのアクセス動向の分析結果を発表した。
対象ユーザ1人あたりが、2015年12月から2016年11月までの1年間に、危険だとみられるWebサイトにアクセスを試みた回数を計測。子どもや青少年にとって危険であると判断したサイトは、あらかじめ設定された7つのカテゴリに分類されている。
分析結果によると、子供や青少年が危険なWebサイトにアクセスしようとした回数のランキングでは、1位イスラエル(775回)、2位英国(460回)、3位米国(352回)、4位スウェーデン(345回)、5位カナダ(302回)だった。日本は8位(228回)にランクインしている。
また、日本の子供や青少年は「アダルト」カテゴリ(39回)と「ソフトウェア、音楽、映像」カテゴリ(104回)に分類されるサイトへのアクセスが最も多いことが判明。
イタリアでは「ギャンブル」が最も興味を引き(3.6回)、ポルトガルで最もアクセスされたのは「過激な表現」が使われているサイト(60回)。イスラエルでは「アルコール、タバコ、麻薬」(687回)、「武器、爆発物、花火」(3.8回)に興味が集まり、米国では「暴力」的なコンテンツを含むサイトへのアクセスが最も試みられた(1.8回)。
一方、Kaspersky Labが2016年に世界7カ国の3780の家族を対象に実施した調査によると、ロシアと米国の青少年は他の国の青少年と比べて、未成年には不適切なコンテンツと知りながら利用する傾向や、インターネット上で危険とみられる行動の証拠を親に隠している傾向が強いことがわかったという。
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