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2014年12月5日

MetaMoJi/東京学芸大附属世田谷小で授業支援アプリの検証実験中

MetaMoJiは、東京学芸大学附属世田谷小学校の河野広和教諭と協働で、リアルタイム授業支援アプリ「MetaMoJi Share for ClassRoom」の実証実験を行っている。

4年生の授業風景

河野教諭は、教育現場のICT化に動きが見え始めた昨年から、iPadを試験的に10数台導入してグループ学習などに使ってきた。しかし、付箋を使ってアイデアを出し合ったり、効率よく発表を行うことができるなど、求めていたアナログ感覚で使える授業支援アプリに出会うことができなかった。

今年の春頃からは、MetaMoJiの手書きノートをリアルタイムで同期させる法人向けアプリ「Share Anytime」を使って、グループ学習などに取り組んできた。そんな時、MetaMoJiから「MetaMoJi Note」や「Share Anytime」の機能をベースに学校向けに開発されたアプリが発売されるという情報を得て、実証実験を引き受けることにしたという。

「手書き入力」は慣れたもの

この日の授業は、4年生の社会と国語を合体させた、「新聞にまとめよう」。社会科で学んできた環境問題(ゴミ資源やリサイクル)をテーマに、「言いたいことが伝わるデザイン」について、グループで話し合ってまとめようというもの。

1人1台タブレット環境ではじめの授業となったこの日、各グループへの資料配付で河野教諭がMetaMoJi社員のサポートを受ける一方、子どもたちは慣れた手つきでアプリを操作し、新聞紙面がレイアウトされたページに手書きで文字やイラストを描き込み、リアルタイム同期による協働作業も難なくこなしていた。

熱い議論を盛り上げる河野教諭

同校では、「自分で考えて、何かを生み出す力」を育てる教育に力を注いでおり、グループ学習においても各自が積極的に自分の考えを述べ、ひとの意見を聞いてまとめていく作業が生き生きとした表情で進められていた。

ICTツールの活用には、使わない授業での授業設計や授業運営が的確に行われていることが必要だと感じさせる実証授業だった。

実証研究の現段階で「MetaMoJi Share for ClassRoom」について河野教諭は、「インターフェースが分かり易く、デザインコンセプトが教育的。発表の効率も良く、生徒全員が参加者になれるので、可能性を感じる」と評価した。

「先生に注目」の画面

授業終了後、河野教諭とMetaMoJi社員のミーティングの場に「お願いがあります」と現れた女子児童は、「『先生に注目』っていって、私たちが操作できなくなっちゃうのがありますが、私たちが発表するときに『私に注目』を作ってくれませんか」と、アプリの改善を求め、参加者を驚かせた。

「動画が使いたい」、「もっと速く送れるように」などデジタルネイティブの子どもたちからどれだけの要望が出てくるのか、その要望にどれだけ応えていけるか、検証実験の成果が問われる。

発売は、2015年1月の予定。

関連URL

「MetaMoJi Share for ClassRoom」

東京学芸大学附属世田谷小学校

問い合わせ先

MetaMoJi
info.ja@metamoji.com

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