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2016年11月28日

日本式学習プラットフォーム「みっけ」が文科省公募事業に採択

朝日新聞社は25日、博報堂との共同プロジェクトの日本式学習プラットフォーム「みっけ」が、文部科学省「日本型教育の海外展開推進事業 (EDU-Portニッポン)」の「応援プロジェクト」に採択されたと発表した。

学習誌「みっけ」を使った授業の様子。日本式教材はタイの小学生にとって新鮮だ

学習誌「みっけ」を使った授業の様子。日本式教材はタイの小学生にとって新鮮だ

両社は、新興国などから注目されている日本の教育手法を広める取り組みとして、小学校高学年が楽しみながら学べる無料学習誌「みっけ」を、今年9月にタイで創刊。タイの大手出版社と連携して、バンコクを中心とした132校に約10万部を配布している。

学習誌「みっけ」は、忍者をモチーフにした日本発のオリジナルキャラクターが随所に登場し、理科や算数、社会、物語、スポーツなどさまざまなテーマで、知力や想像力を伸ばす内容だという。朝日新聞出版の科学雑誌「かがくる」、朝日学生新聞社の「朝日小学生新聞」などの記事のほか、ロボットプログラミング教室の体験記などを紹介。特に、科学や技術、工学、数学 (算数) を重視するSTEM教育に着目し、学びの質を高めることに注力しているという。

両社では今後、学習誌発行に加え、ウェブやソーシャルメディア、テレビ映像化などの展開も視野に入れ、小学校への出張授業や体験教室、教材販売なども検討。同時に、近隣アジア諸国への展開を推進し、質の高い日本式学習コンテンツの供給を通じた「教育の質の向上」を図りたいとしている。

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