2019年10月4日
若手エンジニアの9割が「生涯エンジニアを希望」 =インターノウス調べ=
インターノウスは3日、全国の35歳以下のエンジニア101人を対象に実施した「2019年度 若手エンジニアのキャリア調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、若手エンジニアに将来のキャリアについて質問したところ、90%が「エンジニアとして働き続けたい」と回答。この結果から、エンジニアは、キャリアチェンジ志向は低く、生涯エンジニアとして働きたいと考えている人が多いことが分かった。
目指すキャリア像について質問したところ、1位「技術スペシャリスト」56%、2位「CTO・PMなどのマネジメント層」24%、3位「ITコンサル」15%、4位「その他」5%の順。
この結果から、技術志向のエンジニアが多数派で、マネジメント層・ITコンサルなどキャリアアップやキャリアの幅を広げたいと考えるエンジニアは少数派だという事が判明した。
また、理想の働き方について質問したところ、「正社員」と回答した割合が、通常勤務とリモートワークを併せて73%。その中でも、リモートワークで働くことを希望している若手エンジニアが39%と最も多かった。
正社員(通常勤務)を選択した34%は、「生活リズムの維持」、「収入の安定」、「チームワークにメリットを多く感じている」と通常勤務形態に満足しており、最もリスクが少ないと感じていた。
一方、正社員(リモートワーク)を選択した39%は、「時間や場所にとらわれずに働きたい」という思いは強いが、「事務手続きの面倒臭さ」などフリーランスになることで増える負担に不安を感じていた。
同様に、フリーランスを選択した25%も、「時間や場所にとらわれず働きたい」という思いは強いが、リモートワークと異なり、「職場の人間関係が面倒」、「どこでも通用する技術の習得」など独立志向が強い傾向があることが分かった。
また、現在の副業状況を質問したところ、13%が「副業している」と回答。副業している人の主な業務は、1位が「投資」と「講師」、2位が「ウェブコンテンツなどの制作や開発」と「YouTuber」。副業による収入は1~3万円が最も多く、次いで10万円以上。
この結果から、若手エンジニアは、全国の副業者比率4%と比較すると3倍ほど高く、月10万円以上収入を得ている人が20%を占めるなど、副業には積極的に取り組んでいることが分かった。
休暇中に旅先などで仕事をする「ワーケーション」への興味について質問したところ、72%が「興味がある」、「既にしたことがある」と回答。若手エンジニアは、ワーケーションなど場所や時間にとらわれない新しい働き方に対して関心が高いことが分かった。
この調査は、エンジニアとして就業している、全国の17歳~35歳男女101人を対象に、8月20日~28日にかけて、アンケート方式で実施した。
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