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2022年1月11日

幼稚園選びで保護者が最も重視するポイントは「のびのびと遊べる」こと=Gクリップコーポレーション調べ=

Gクリップコーポレーションは6日、幼稚園に通っている子どもがいる20歳~45歳の母親466名を対象に、「幼稚園児の保護者に関する調査」を実施し、その結果を発表した。

この調査は共働き世帯の増加や幼児教育無償化などによって、幼稚園探しが多様化する中で、これから幼稚園探しをする保護者に向け、すでに幼稚園を選択した先輩ママに、選択の視点と現在の満足度、そして無償化後の幼児教育に対しての費用感を訊ね、今後の幼稚園探しの参考にしてもらうことを目的としている。

幼稚園に通っている子どもがいる母親に対し、「何を重視して子どもを育てていますか?」と質問したところ、「非常に重視している」と答えた割合が最も高かったのは、「やって良いことや悪いことがあることを知り、考えて行動する(ルール)」(67.4%)だった。次いで「手洗い・うがいを習慣的に行う(衛生)」(64.6%)、「危険な場所・遊び方を知り、安全に行動する(安全)」(64.4%)と続いた。

特に「やって良いことや悪いことがあることを知り、考えて行動する(ルール)」については、年少(64.8%)、年中(70.1%)、年長(71.3%)と、学年が上がるにつれて非常に重視している母親の割合が高くなっていた。

幼稚園に通っている子どもがいる母親に対し、「何を重視して幼稚園選びをしましたか?」と質問したところ、「非常に重視した」と答えた割合が最も高かったのは、「のびのびとした遊び」(50.7%)だった。次いで「身体を動かす教育」(47.9%)、「先生に気軽に声をかけられる」(40.8%)と続いた。

なるべく制約を設けることなく、子どもが「のびのびと遊べる」カリキュラムや環境を重視した保護者が多いという結果になった。これは次点の「身体を動かす教育」とも関連していると考えられ、日中の多くの時間を過ごす幼稚園だからこそ、なるべく身体を動かしてストレスを発散してほしいと考えている、保護者の希望が読み取れる結果となった。

幼稚園に通っている子どもがいる母親に対し、「幼稚園にかけてもよいと考えている費用は月額どれくらいですか?」と質問したところ、全学年の平均値は9657円となった。学年別に見ると、年少平均は1万387円、年中平均は9936円、年長平均は8772円となった。

一方、2018年度子供の学習費調査(文部科学省、2019)から、幼稚園費用(教育費+給食費)に関する実態を算出(公立幼稚園と私立幼稚園の加重平均を算出)したところ、全学年の平均値は1万9950円だったという。3歳平均は2万2457円、4歳平均は1万8071円、5歳平均は1万9493円となった。

これらの結果を比較すると、保護者にとっての理想は現在実際かかっている費用の約50%の金額に相当すると言え、保護者の園費用に対するシビアな姿勢が浮き彫りとなった。

【調査概要】
調査名:幼稚園児の保護者に関する調査
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
調査期間: 2021年10月19日(火)~10月21日(木)
調査対象:日本に住む、幼稚園に通っている子どもが1人以上いる20歳~45歳の女性
割付方法:「令和2年度学校基本調査」に準じた、子どもの学年別の割付/合計466サンプル

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Gクリップコーポレーション

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