2017年11月13日
N高、脳トレ・川島隆太教授がCTOを務める「NeU」と実証トライアル
角川ドワンゴ学園 「N高等学校」(N高)は9日、脳科学の社会分野でのソリューション開発を目指すNeU(ニュー)と共同トライアルをすることを決定したと発表した。
NeUでは最先端の脳科学の知見や技術に基づき、学習の効率化や学習内容の定着を目指した新しい脳トレーニングの開発に取り組み、12月からN高等学校で実証トライアルを実施する。
NeUは、東北大学加齢医学研究所川島研究室の「認知脳科学知見」と、日立ハイテクノロジーズの「携帯型脳計測技術」を融合して、2017年8月に設立された脳科学分野のジョイントベンチャー。同研究室の川島隆太教授は『脳トレ』ゲームの開発でも著名な脳科学者であり、NeUの取締役CTOに就任している。
川島教授は、この教育分野での脳科学の活用について、「脳の前頭前野を意識的に活性化させようとすることで、記憶や学習能力を向上させることが科学的に証明されています。こうした最先端の脳科学の技術を応用し、新しい脳トレーニングを毎日の学習に取り入れることで、学習意欲を高いレベルで維持させ、学習者の脳の情報処理能力を高め、学習内容の確実な定着を図ることができると考えています」と語っている。
N高では個別に最適化されたオンラインでの学習を基本としているが、オンライン学習は対面授業と比べると生徒の学習意欲を長時間維持することが難しいという点を指摘されることもある。最先端の脳科学の技術を応用した新しい脳トレーニングをN高の学習に取り入れることで、生徒がより充実した学びを得られるように学習をサポートしていくとしている。
関連URL
N高等学校
最新ニュース
- 豊中市、小学校提出書類をデジタル化、教育DXで保護者の負担軽減と事務効率化へ(2025年12月22日)
- 東京都文京区、闇バイトを擬似体験するゲーム「レイの失踪」で区民向け情報リテラシー教育(2025年12月22日)
- 教員の学ぶ機会と生活の保障に関する教職員アンケート結果を公開 =School Voice Project調べ=(2025年12月22日)
- 中高生の学習スタイル、約6割が「オンラインでつながる仲間の存在が受験勉強の支えになる」 =ベネッセコーポレーション調べ=(2025年12月22日)
- 家庭学習で「デジタルデバイス上への手書き」を行う中高生は約3割 =コクヨ調べ=(2025年12月22日)
- 大学受験期のクリスマス、6割以上が「特別なことは何もしなかった」 =Studyplusトレンド研究所調べ=(2025年12月22日)
- 子どものスマホ利用 約半数の家庭が「ルールを決めていない」=LINEヤフー調べ=(2025年12月22日)
- 受験期に親が抱えるプレッシャー、子どもの成績より体調管理や金銭面の不安が上回る =明光義塾調べ=(2025年12月22日)
- Biz Hits、文系出身者に聞いた「文系におすすめの職業」ランキング(2025年12月22日)
- 英語を使う業務歴3年以上のビジネスパーソンの英語学習方法は「AI英語学習アプリ」=アイキューブ調べ=(2025年12月22日)












