2023年4月20日
TIS×大阪大学、量子コンピュータの理論を学べるゲーム「QuantAttack」無料公開
TISと大阪大学量子情報・量子生命研究センター(大阪大学QIQB)藤井啓祐副センター長(大学院基礎工学研究科教授)は、量子コンピュータの理論に基づいたゲーム「QuantAttack」 (クアントアタック)を開発し、無料公開した。
「QuantAttack」は、藤井副センター長が考案したアクションパズルゲームで、TISが開発を担当。ブロックが積み上がる前に消す、という一般的なパズルゲーム要素に加え、量子コンピュータに由来するユニークなルールが特徴。
ゲーム内のブロックは、量子コンピュータの基本命令である「量子ゲート」を表し、量子コンピュータに基づいたルールになっており、効率良くブロックを消してハイスコアを狙うには、量子ゲートの種類と仕組みを知る必要があり、ゲームを通して量子コンピュータの基本的な仕組みを学ぶことができる。
PCやスマホのブラウザでURLを開くだけで、インストール無しで誰でも無料でゲームを楽しむことができる。
また、「QuantAttack」には様々なブロック (量子ゲート) が登場する。これらのブロックは、同じ種類同士を2つ縦に積み重ねると消滅または変化する。ゲームを始めるにあたっては、この「ブロックを2つ重ねて消す/変化させる」という基本が重要。
これらのルールは、量子コンピュータの原理である量子力学に基づいており、数学的に表すことができる。
例えば、丸い青色の「+」ブロックは、量子力学では2行2列の行列として表す。このとき「+」ブロックを2つ重ねる操作は「行列×行列」の演算となり、演算結果は何もしない恒等変換を表す単位行列となる。これが『「+」ブロックを 2つ重ねると消える』の数学的な意味。
「QuantAttack」のプレイは、こうした理論を知れば知るほど有利になる。またゲーム内には、基本ブロックの他にも、あるブロック同士を組み合わせると出現する隠しブロックや隠しボーナスも存在する。
「QuantAttack」は、5月10日~12日に東京ビッグサイト(南展示棟)で開催される「第3回量子コンピューティングEXPO」の阪大量子ソフトウェア開発拠点(QSRH)ブースで、試遊を含めた展示を行う。
関連URL
最新ニュース
- 2025年度(令和7年度)大学入学共通テスト 問題・回答速報・解説サイト情報(ベネッセ/駿台・東進・河合塾・朝日新聞・中日進学ナビ)(2025年1月18日)
- 令和の大学生活、7割以上が「遊びよりもバイトや授業で忙しい」=富士通CCL調べ=(2025年1月17日)
- インタースペース、プログラミングスクール卒業生の実務能力に関するアンケート調査(2025年1月17日)
- CBTS、2025年最新版「取得して良かった資格ランキング」発表(2025年1月17日)
- 東京電機大学、新たな総合型選抜「とんがりAO」を2026年度入試から開始(2025年1月17日)
- 京都芸大附属高校、オンラインの単位制・通信制「じぶんみらい科」を新設(2025年1月17日)
- TDCソフト、函館高専で「UXデザインスターターキット」活用した授業実施(2025年1月17日)
- 鳥羽商船高専、アプリを使ったビジネスプランで第12回高校生ビジネスプラン・ベスト100に選出(2025年1月17日)
- 近畿大学×Hakobot、自動運転配送ロボットの実証実験を実施(2025年1月17日)
- paiza、「数理・データサイエンス・AI教育プログラム」のモデルカリキュラムと「paizaラーニング」との対応表を公開(2025年1月17日)