2015年9月17日
ネットワンシステムズ/学認の認証基盤設定・運用コストを削減するソリューション
ネットワンシステムズは17日、大学などのIDを外部の学術サービスとシングルサインオンで連携させる、「学術認証フェデレーション(学認)」の参加に必要な認証基盤の設定・運用の負荷・コストを削減する認証ソリューションの提供を開始した。
「学認」は、電子ジャーナルなどの学術サービスを利用する大学や、それらのリソースを提供する機関・出版社などから構成される連合体。参加機関は相互認証が可能で、組織内の認証システムにログインするだけで、学認に対応した外部の各種サービスが利用できる。
これまで学認の参加には、認証サーバの設定・運用にオープンソースのミドルウェア「Shibboleth(シボレス)」の専門知識・技術が必要だった。そのため、専門スキルを持つ人材の確保や異動時の課題、外部委託した場合のコストが課題となっていた。
今回ネットワンシステムズが提供開始する認証ソリューションの活用によって、「学認」への参加・運用に関する複雑な各種設定をグラフィカルに行えるGUI(Graphical User Interface)上で可能となる。
「学認」への新規参加の際には、認証サーバに参加機関共通の情報があらかじめ設定されることで、最低限の設定作業で学認に参加できる。
また、運用時には、学認に対応した各種外部サービスの利用者・接続先の設定変更や、SPへの利用者属性情報の送信の可否の設定変更などもGUI上で行え、設定ミスも防ぐことができるという。
なお、ソリューションには、かもめエンジニアリングのGUIと管理機能で学認接続の設定・運用を容易にするツール「SCHOLA(スコラ)」を活用している。
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